エンタメ小説に強い有川さんだからこそ書けたであろう、感動的でもあり、考えさせられる部分もある、奥深い長編小説です。
主人公と自分の生い立ちが酷似していて、初めの方は重苦しい気持ちを抱えながら読んでいました。途中で出てくる他の登場人物たちも過去や現在進行形で同じような状況を心に抱えていて、三者三様に苦しみながら、それでも前を向いて生きていいかなければならないという事実を、最後に有川さんが伝えてくれたような気がしてなりません。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年12月18日
- 読了日 : 2020年12月14日
- 本棚登録日 : 2014年11月2日
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