幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

  • 早川書房 (1976年4月30日発売)
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本棚登録 : 1237
感想 : 150
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古典ミステリ。今読んでも色あせない。
死刑の期限が迫る中、親友の男は幻の女を探す。関係者が口を揃えて「そんな女は見なかった」という恐ろしさ。届いたと思った瞬間スルッと消える手がかり。
結局、女の正体は、拍子抜け感はありますが、そこまでのスリルが良い。あとプラットフォームのすれ違う緊迫感、地下室の即興演奏会、小部屋の荒んだ女とのかけひきなど、ストーリーから離れた細部まで脇役まで、各シーンが印象的でイメージしやすくて、さすが名作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍
感想投稿日 : 2019年2月23日
読了日 : 2019年2月5日
本棚登録日 : 2019年2月5日

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