戦争を知る最後の世代であるふたりが、子どもの頃の戦争体験からその後についてを具体的に語った本。
子どもの頃、スルメ欲しさに兵隊の出征を見送ったのが自分の戦争責任、と後悔する黒柳は、ユニセフ親善大使として世界の子どもたちと関わり続ける体験も語ります。また田原は、太平洋戦争は軍部の暴走によって始まったのはなく、多くの国民がアメリカと戦うことを望み、戦争反対と考えていても声をあげられる状況ではなかった、それは連日開戦を支持していたマスコミも同様であったといいます。
テレビの世界に長く関わりその長所も短所も知る両者が、それぞれの立場で「平和のためにテレビができること」を信じて活動する思いとは。
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平和を考える(展示H29.7-8)
- 感想投稿日 : 2017年7月7日
- 本棚登録日 : 2017年7月7日
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