・問題解決力が高い = 論点設定が上手い
ビジネスにおいて大切なのは、やらないことを決めること
・論点設定は、問題解決の最上流工程
・仮説思考:問題解決に力点を置く
論点思考:問題設定に力点を置く
・論点思考の4ステップ
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
④全体像で確認する
※この4つは、必ず全て行うわけではなく、順番も固定されているわけではない。
■①論点候補を拾い出す
・絶対に必要なステップ
・問題点と呼ばれるものの多くは、現象や観察事実であって、論点ではない
例)企業に泥棒が入った。
これは、事実であってこれをそのまま論点としてはいけない。
この事象による論点は何かを洗い出す
- 防犯体制の不備
- 会社のイメージダウン
- 報告体制の不備
- 損害をうけたこと
この4つの内、何を論点にするかで打ち手も全く変わってくる。また、この全てを論点とすると本業が疎かになるためダメ。
・論点は進化する
- 論点は人によって異なる
- 環境と共に変化する
- 論点は進化する
->どの立場に立って論点を解くかによってアプローチも違えば答えも違ってくる
■②論点を絞り込む
1.当たりをつける
・当たりをつけるには、白黒つけられるところからアプローチする。
例)売り上げ低下->一時的なものか?とか同業種の他企業は?とか
・依頼者の関心が低い箇所を見る
例)営業に問題があると経営者が言うが、商品開発に目を向ける
->経営者が関心を持っている分野は、比較的しっかりマネジメントされているから。
2.筋の善し悪しを見極める
・解決できるか?にこだわる。
解けない論点に着手して、道半ばで挫折することは非常に多い。
・実行すれば成果が上がるのは筋の良い論点
・筋が良い:解決が簡単、実行が容易、効果が高い、短時間で得られる
■③論点を確定する
・論点の仮説を立てる3つのアプローチ
- 質問して相手の話を聞く
○ 質問して聞き出す
○ 自分の仮説をぶつけて反応を見る
- 仮説をぶつけて反応を見る
- 現場を見る
・論点とは、相手の論点であって自分の論点ではない。どうしたら、相手が納得してくれるかが重要
->そのためには、自分目線でも第三者の目線でもなく、相手(経営者)の目線に立って考える
・相手がわくわくドキドキする提案を心がける。実行するのは機械じゃなくて人間。相手がやってみたい施策でなければ。
■④全体像で確認する
■論点思考力を高めるために
・論点思考には、「与えられた課題に疑問を持つ」ことが大切。そのためには、視野、視座、視点の三要素で見る
・視野:普段みていない方向に目を向ける
・視座:二つ上以上のポジションに就いているつもりで
・視点:切り口を変えてみる
- 逆から考える
川上から->川下から、逆張りで。
- 業界最下位ならどうするかを考える
- 現場目線で考える
- 両極端に振って考える
・メンバーの力量に応じて、論点のレベルを使い分ける
- 大論点を示して、これについて考えようって言っても、部下は何をしていいかわからず動けない
○ そこで、中論点と小論点に分解する
○ 優秀なコンサルタントは、中論点を与えられて、小論点に分解する能力がある人
○ ジュニアコンサルタントは、小論点まで与えてあげないとダメな人。
- 感想投稿日 : 2023年4月12日
- 読了日 : 2023年4月12日
- 本棚登録日 : 2023年3月4日
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