軽薄

著者 :
  • 新潮社 (2016年2月26日発売)
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本棚登録 : 286
感想 : 48
3

【軽薄】かー…
予想外の結末でしたが
選択としてそれはアリだったんだね、わたしは絶対に無いと思ったわ
今までの本全て買ってるけど、どこかで金原さんの書く主人公は殆どリアリスト、
というか割と現実的な女性というか…前も書いたけれどオートフィクションさを
感じるから、こういう結果を望んだことに驚いた
でもいいなあ、非現実的(わたしからしたら)生活で、おまけにわたし自身には
居ない甥とのこの関係
しかも強く望まれてる
夫は夫で怪しいし、姉はどこか主人公とは違う相容れない性格で
バレたら終わりだけど仕事上でも気の置けない友人はいるし子どももいて
仕事は充実、収入もあるし……一般人だけど一般人では無い華やかな生活

所詮小説、といったら終わりだけどさ
こういう非現実的な生活、関係、もってみたいわー

小説の題材、結末として完全なるハッピーエンでもないし、肝心なのはその後と甥との関係と、実際甥が一体どんな男性になってどういう形の愛になるのか、ってところで終わってしまっているけれど…
その後書かずにこれで終われたのがよかったのか、一番きれいだ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年4月10日
読了日 : 2016年3月14日
本棚登録日 : 2016年1月21日

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