文句なしの大傑作。
年間100本以上の東映映画、テンポよく一人の手でまとめあげた
天才的な編集のキャスト。
時間がないときに、10日間徹夜をして仕上げてしまう
撮影集団。
全盛期から、凋落(この当時よそに出てきた決定的な逸材が
黒澤明。同じ赤ひげも、東映は大失敗)、そしてヤクザ映画での
復活と目まぐるしい展開も、どれも出てくる人たちが熱く、
そしてかっこいい。
「おそめ」のママのいい人だった俊藤浩磁が、活躍するというか
裏の世界を含めて仕切っていくことも興味深い。
そして、本職とほとんど同じの若山富三郎、そしてその一門。
監督もスタッフも、みんな本当に強烈。
問題は、これを読んでしまうと映画が見たくなってしまうこと。
「一乗寺の決斗」「十一人の侍」「鬼龍院花子の生涯」・・・、
日本映画万歳。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2014年1月13日
- 読了日 : 2014年1月10日
- 本棚登録日 : 2014年1月13日
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