大怪我をして歩行機が手放せないのにバックじいちゃんのやることはますます過激になっている。
体が弱っていくことへの苛立ちとあきらめ、息子を失った悲しみは前作も描かれていたが、今回はユダヤ人への偏見に対するアメリカ社会の不条理が物語に奥行きを与えている。
主人公のモデルである作者の祖父についてのあとがきを読んで胸が熱くなった。
バックの息子が死んだ理由がとても気になる。続編の翻訳もぜひお願いしたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年3月21日
- 読了日 : 2016年3月17日
- 本棚登録日 : 2016年3月17日
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