アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)

  • 早川書房 (2011年4月30日発売)
3.66
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本棚登録 : 542
感想 : 34
3

ディックには評価が甘いかもしれない私。
だがこの文庫本という意味において★3。
だってまあ買った私が悪いんだけど、
あまりに映画アジャストメントアピールが強くて
何話かの訳があまり好みではなくて
既に知っている短編が入っていて
字が大きい今時の文庫だったから。
なので★4ではなく3なのはディックのせいではない。
あくまで出版社と私の嗜好の問題。

いずれの作品もディック的世界が堪能できてよろしい。
現実とはあくまで自身の認識に基づいているにすぎない、
ということを改めて感じさせる。
でも『凍った旅』は怖かった。
『アジャストメント』はどこをどうやったらああいう映画になるんだ。

そんな感じ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2011年8月29日
読了日 : 2011年8月29日
本棚登録日 : 2011年8月29日

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