内容も文体も独特で人を選ぶけれど、割と嫌いじゃない。
起きている状況は現実離れしている。登場人物はみんな女性的。淡々とした描写で作者独自の世界観が展開される。
不思議な三角関係の話。
私としては、同性愛と異性愛とに関わらず大切な人は一人に絞るべきでしょうという気がするけれど、本人達がよければそれでいいのでしょう。
そんな一般論に押しつぶされずに、当事者にとって幸せで自然な形であれば良いということです。
ただ、終盤、結局人目を気にしないで自然体で生きていく方針で固まったならば、やはり計画結婚自体がどうだったのかという気がしないでもないです。
自然体で生きていこうがそうすまいが、あの主人公の女性にとっては、幸せな未来が待ち受けているとはとても思えないのです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月21日
- 読了日 : 2016年11月18日
- 本棚登録日 : 2016年11月18日
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