恋人が死んだことを周囲に隠し、あたかも彼女が生きているかの様に振る舞う青年の話。
ただ、青年は虚言癖があって、常に何かを演じている様な生き方をしていて…急に暴力的になったり、笑い出したりなど、狂人みたいな感じなんだけど…
でもこれ、ただの虚言癖って言うのはちょっと違う気がする。
彼は彼なりに恋人を大事にしていただろうし、もっとやりたいこともあっただろう。
終盤、女友達?に、恋人が死んでいることと、自分の想いを喋るところは、胸がギューッとなった。
明るい場面とかは全然ないし、寧ろ全体的に暗いと思う。
でも、もう一度読みたくなる、不思議な話だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年6月30日
- 読了日 : 2020年6月30日
- 本棚登録日 : 2020年6月5日
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