イケメンで優しくてセックスも上手くて、そして良い声の持ち主、ニシノユキヒコ。
彼と関係のあった女の人達が、ニシノユキヒコとの思い出やら本人について語るのだが…
こういう男って、現実にいるよね。ってのが感想。
生粋の女たらし。めちゃくちゃモテる。
女の人から別れようって言われると、途端に寂しそうにする。いるわー。笑
さて。そんなニシノユキヒコだが。
人を愛するっていうのはどういうことなの?とか、お姉さんのこととかで、彼なりに様々思い悩んでいた。
読んでいて、何だが掴み所のない男だなと思った。
自分の欲求に素直に従っているような感じなんだけど、それだけじゃないんだよね。
読後感は、何か夏の夕暮れを見ているような、爽やかなセンチメンタルさがある。
彼は結局、自分の居場所を見つけることと、人を本当に愛することは出来なかったんだろうけど、でもそれでよかったのではと思う。ニシノユキヒコってそういう感じの人だった(ただの読者だけど)
読みやすくてよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月30日
- 読了日 : 2020年5月30日
- 本棚登録日 : 2020年5月23日
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