クレムリンが終わってしまった。
昔何かであった『俺マ○ケンサンバが流行る前から知ってたし!』を地でいく言い方で非常に不愉快だが、私がこの作者さんを知ったのは実のところいわゆる同人時代(というか同人サイト)。その頃からなんかすげぇ人だなとは思っていたけどそのうち見なくなって、友人に「あの人デビューするらしいぜ☆」と言われて正気を疑いつつチェックして、思った以上に進化(あるいは退化)していたのが昨日のことのようだ。
内容的には、なんていうか説明しがたいが、リア充爆発しろ的な猫ちゃんマンガ?でも私からしたらキャッツくんて充分リア充なんだけどな。
絵もネタも一般ウケしないだろうし、これはなんていうかものすごい負け犬臭でコンプレックスとかそういうのの塊でないと楽しめない感じなんだけど、あえていうなら、作者が人妻でOLしつつ漫画家してる、そして一戸建てに住もうとしてる時点で破綻してるよな、とも思う。なんていうか、底辺が見たいんだよね(笑)。
ていうか、私は非リアの8割が『自称』非リアだと思っているので、この作品のステマ部隊が時折ものすごくうざい。けどたぶんそれも作戦だろうと思わせるほど、このマンガはよくわからんが色々一線をこえていると思う。
余談だが、このマンガは私の行動範囲では面白いほど売っていなくて、密林狩りで手に入れていたのだが、6巻と7巻は都会住みの友人が買ってくれた。そして7巻は、彼女の鞄の中でウーロン茶まみれになったそうだ(手元に届いたのはそうとは思えない美品だった)。それでこそクレムリン、と、私は嬉しくなった。実は。
まあ、個人的には、アンカスZの方が好きなのだが。
あのゲスくてリア充を憎みまくった感じ、嫌いになんてなれない…
- 感想投稿日 : 2013年3月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年3月3日
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