家族という病 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2015年3月25日発売)
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感想 : 293
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なんだか少し寂しいような気持ちになりました。
この本の著者:下重暁子さんは、敗戦という一つのキッカケによって、大きく価値観が変わってしまったあるいは変えざるを得なかったのだろうと思います。

たしかに日本では「家族」をあまりにも絶対的なものとし過ぎていてそのせいでがんじがらめになっている部分があると感じます。
それは3.11以降どんどん顕著になっているとも。
付かず離れずというのはなかなか難しいですね。
「個」という生き方と「家族」は相反するものではないと信じたいです。

そして言われてみれば、おかしなことだなと気づいたのが、夫のことを主人と呼ぶ文化です。
欧米などではジェンダーニュートラルが根付きつつある時代ですが、言葉一つ取り上げても日本はまだまだということなんでしょうか。

そして、下重暁子さんは連れ合いと独立採算制を築いているそうです。
そうすることによるメリットやデメリットなどについて、今一度自分の頭で考えてみたいなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年2月20日
読了日 : 2018年2月20日
本棚登録日 : 2018年2月20日

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