季節のこと、暮らしのこと、人生の不思議についての思索。なぜ「春は残酷な季節」なのか。なぜ子供の頃、夏休みは輝いたのか。なぜ素数ゼミは数字の魔法を知っていたのか。なぜ人に好き嫌いがあるのか。わたしとは何か。犬とは何か。子とは何か。死とは何か。
2023年3月27日再読
「今年もまた桜が咲きました。」で始まる池田晶子の『暮らしの哲学』。
「人生は、過ぎ去って還らないけれども、春は、繰り返し巡り来る。」
彼女はこの連載を書いて一年後に亡くなった。。
「一回的な人生と、永遠に巡る季節が交差するそこに、桜が満開の花を咲かせる。(中略)花は儚いと人は言う、自分の人生がそうであるようにと。」
この文章を書いた時、自分の死を予感していたのだろうか。。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション(教養書等)
- 感想投稿日 : 2022年1月19日
- 読了日 : 2021年7月30日
- 本棚登録日 : 2022年1月19日
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