マリアビートル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年9月25日発売)
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本棚登録 : 2283
感想 : 214
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殺し屋が依頼を受け実行するため、復讐の思いを胸に殺しを実行するため新幹線に乗り込み、どんちゃん騒ぎを巻き起こす。それぞれの人物パートで構成されていて、時に振り返って戻ってしまう場合もあったが、取っ組み合いなどが目に浮かぶようでスリリング且つスピーディーな展開が良かった。王子に対して強烈な嫌悪感と、こんな中学生がいたら日本は終わりだなという感情を抱かずには居られなかった。なぜ人を殺したら行けないのか、なぜ人を殺し合う戦争は実行されるのか、鈴木先生が語るところが深いと感じた。最後クライマックスの木村老夫婦が王子に制裁を下したであろうシーンが気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月13日
読了日 : 2023年4月12日
本棚登録日 : 2023年4月12日

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