言語とアイデンティティーというものを問い直させられる。
筆者は、アメリカへの移民であり、母語としてのベンガル語は完璧に操ることはできない。一方で、生きていくために必要であった英語は血となり肉となり、自身の言葉として浸透している。
大人になって、自分自身で学ぶことを選んだイタリア語。その不自由さと困難さの中にある自由。言葉を覚えるということが、また新しい世界を発見することにつながることが静謐に語られている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2023年11月27日
- 読了日 : 2023年11月27日
- 本棚登録日 : 2023年11月22日
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