一日を過ごすと大小のゴミが頭の中に散乱し、いわゆるエスや自我みたいなものにとらわれるということで、瞑想に近いものを感じる。昔は忘れっぽいことを悪いことだと感じていたけど、最近自分の中では、同じ本や類書を繰り返し読むと地ならしされて、だんだんつながっていく感覚がある。本書に戻ると、これがすごいのは、短いエッセイの数々はテーマ、結論が同じであり、エピソードは全然覚えなくていい。つまり、忘却してよいものであり「忘れていい」実感を伴った練習ができることにある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他
- 感想投稿日 : 2018年2月17日
- 読了日 : 2018年2月17日
- 本棚登録日 : 2018年2月17日
みんなの感想をみる