「ひとり者のナイトキャップ」
文章的に、ちょっとわかりにくい感じがした。
幼少期の恋愛を大切に思ってきた男の最期のお話。
一途で、気持ちも優しいのだろう。
二人のリンゴの木が、心なく傷つけられていることが、哀しい。
彼のナイトキャップを、市長さんがかぶるというシチュエーションが、想像できなくて、理解に苦しむ。
「父親」
当然の父親の姿だと、私は思う。
一人息子を大事に、誇らしく思う気持ち。
息子に最高の人生を。
その息子を亡くした時の、なんとも言えない思い。
悲しい話だと思う。
「ともしび」
道化師の語りは、ちょっとわかりにくかった。
意地や見栄から始まった旅は、ラニエロから余分なものをはぎ取って、多くのことに気づかせた。
最後は、彼自身が過去に作ってきた罪によって、火が消されるかのようだった。
贖罪。
まさしく修行の旅、だと思った。
「星」というテーマの本だったけれど、私としては納得。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
9・文学
- 感想投稿日 : 2020年1月12日
- 読了日 : 2020年1月13日
- 本棚登録日 : 2020年1月12日
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