はたらきもので、しっかりもの。誰からもすかれ、誰からも頼られているおばあちゃん。そんなおばあちゃんが、ある日、ころんでけがをしてから、元気がなくなっていきました。
「おばあちゃん、あかちゃんに、なってくみたい……」
ほそくて、ちいさくなったおばあちゃんは、もう、だれがこえをかけても、こたえませんでした。
おかあさんは、おばあちゃんを、しっかりだきしめ、大きなこえでなきました。
絵本のおばあちゃんは、幸せそうに、赤ちゃんのようなかわいらしい顔をして、おかあさんに抱かれています。「おばあちゃん」の生と死を、あたたかく見つめる作者の思いが、しずかに伝わってきます。
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カテゴリ:
命・魂・生きるの絵本
- 感想投稿日 : 2008年6月2日
- 本棚登録日 : 2008年6月2日
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