いつものような5月のある日、東京で震度6の大地震が発生。すべてが壊れたその時、人々は何を想い、どう行動したのか。フィクションとは思えない14のショートストーリー。
ことさら大きなドラマ仕立てにするわけでなく、災害に遭ったことも人生のなかのヒトコマだというスタンスが、作者の勇気と愛情を感じ、読む側にリアルさを与える。最終章の祈りのシーンは秀逸。私も涙で目が霞んだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年3月21日
- 読了日 : 2015年3月18日
- 本棚登録日 : 2015年3月18日
みんなの感想をみる