釧路でラブホテル『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明になる。年の離れた妻・節子の平穏な日常にも変化が訪れる。女性の心の奥底をえぐるようなミステリー小説。
主人公・節子をはじめ、何人かの女性が登場するが、表面的な姿と心に抱える闇の深さのギャップがえげつない。男たちの浅はかさや単純さがとても滑稽だ。美しい雪の白さに騙されてはいけない。積もればそれは凶器にもなる。
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- 感想投稿日 : 2016年8月10日
- 読了日 : 2016年8月8日
- 本棚登録日 : 2016年8月8日
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