タイムスリップして現代に現れた軍国青年・吾一の言葉が重い。
「五十年後の日本は、多すぎる物質と欲と音と光と色の世界だった。誰もが自分の姿を見ろ、自分の声を聞けとわめき散らしている。謙虚も羞恥も謙譲も規範も安息もない。」
「これが、自分たちが命を捨てて守ろうとしている国の五十年後の姿なのか?」
多くの犠牲の下で、今を暮らしている私たち。そのことは絶対に忘れてはいけない。
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- 感想投稿日 : 2013年9月18日
- 読了日 : 2013年9月18日
- 本棚登録日 : 2013年9月18日
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