万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2012年4月25日発売)
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本棚登録 : 1886
感想 : 160
3

読書録「万能鑑定士Qの推理劇2」3

著者 松岡圭祐
出版 角川文庫

p99より引用
“「奥付は大岡越前守が記載を義務づけて以
来、日本の書物にのみ受け継がれる習慣です。
載せなきゃいけないって法律もないし、外国
の本に奥付はありません。”

目次から抜粋引用
“シャーロック・ホームズ
 Qの閉店
 モノトーンの思い出
 新たな事実
 草原の彼方”

 多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
 オークション会社の会議室で、羊皮紙の原
稿を前に打ち合わせが行われていた。会社初
の古書オークションに向けて、上司から厳し
い要求が突きつけられていた…。

 上記の引用は、古書を鑑定しての主人公・
凜田莉子の言葉。そういうことに細かそうな
イメージが、外国の出版にはあります。特に
権利関係について、事細かに奥付に書かれて
いるような感じですが、全くそんなことはな
いのですね…。特に歴史の古い、ヨーロッパ
などで昔からなかったというのが意外です。
 主人公の過去と関わりのある人物や、他作
品の主人公も登場して、賑やかでしかし切な
い話となっています。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ま行
感想投稿日 : 2018年1月14日
読了日 : 2018年1月14日
本棚登録日 : 2018年1月14日

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