三毛猫ホームズの運動会 (角川文庫 緑 497-86)

著者 :
  • KADOKAWA (1986年4月2日発売)
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感想 : 23
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読書録「三毛猫ホームズの運動会」3

著者 赤川次郎
出版 角川文庫

P260より引用
“人間、ふと思い立って、普段は足も向けないような所へ行くと、
だいたいろくなことにならないものである。”

 目次から抜粋引用
“三毛猫ホームズの運動会
 三毛猫ホームズのスクープ
 三毛猫ホームズのバカンス
 三毛猫ホームズの温泉旅行
 三毛猫ホームズの殺人展覧会”

 警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
族を主人公とした、短編ミステリー小説集。人気シリーズ第7弾、
シリーズ初の短編集。
 運動会でおなじみの「天国と地獄」が流れる中、人気の無い体
育館の裏手で男女が抱き合っていた。二人を見ていたのは…。
(三毛猫ホームズの運動会)

 上記の引用は、ある刑事が仕事の後で警察署に戻る途中、本屋
に寄り道するシーンでの一文。いつもいつも同じように行動して
いては、人は退屈に耐えられないのかもしれませんね。
哲学者・カントは、出来るだけ同じように毎日を過ごすことを好
み、一生の殆どを同じ街の中で過ごしたそうです。歴史に名を残
すような人は、退屈に耐える力が大きいのかもしれないなと思い
ました。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2014年2月17日
読了日 : 2014年2月17日
本棚登録日 : 2014年2月17日

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