SPEC I (角川文庫 ん 37-1)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年10月23日発売)
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読書録「SPEC1」3

脚本 西荻弓絵
ノベライズ 豊田美加
出版 角川書店

p35より引用
“「ふーん。会社の社長とタレント業と政治家
っていっぺんにできちゃうほど甘いもんなんで
すね」”

 餃子好きと敏腕で優秀な刑事を主人公と
した、連続テレビドラマを小説化した一冊。
 特殊捜査班の隊長・瀬文は聴聞会の証言台
に立たされていた。優秀な隊長であった彼を
ここに立たせることとなったのは、なんとも不
可解な出来事であった…。

 上記の引用は、とある政治家について主人
公の一人がいった一言。お金を持って余裕が
出来た人でなければ、これだけいろんなことは
出来ないのかも知れませんね。
お金がなくて、公的なお金を自分のために使う
ような人は、政治家にはならないほうがいいの
かも知れません。
 特殊な能力を持った人間が、その能力を
使って犯罪を犯す。そんな人達を相手にする
部署が、主人公たちの仕事場です。しかし、
特殊な能力というのは、どうしてこう犯罪にば
かり使われてしまうのでしょうかね。まあ、世の為
人の為に使われる人達ばかりで話を作ろうと
すると、不自然になってしまうでしょうし、面白く
ないのでしょうが。
犯罪者を描かなければ、正義の味方も活躍
されられないというのは、ジレンマなのかな
と思いました。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行
感想投稿日 : 2014年7月10日
読了日 : 2014年7月10日
本棚登録日 : 2014年7月10日

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