読書録「万能鑑定士Qの事件簿5」3
著者 松岡圭祐
出版 角川文庫
p55より引用
“ カルシウムが不足すると精神的不安定に
陥るというのは、俗説以外のなにものでもな
い。たとえ摂取量が少なくて血液中のカルシ
ウム濃度が低下したとしても、骨のカルシウ
ムが溶けだして一定の値に戻る。この補助食
品によって不足分が補われるわけではな
い。”
目次から抜粋引用
“ロワール
パリジェンヌ
サン=ポール駅
マカリオス
皇帝ナポレオン”
多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
沖縄からフランスに移り働いている青年・
楚辺、古城が点在する観光地でありながら少
し離れれば殆ど人を見かけない、そんな場所
でコック見習いの彼が行う仕事は…。
上記の引用は、イライラしていた主人公・
凜田莉子に、恩師がカルシウム入りウエハー
スを渡す場面での一節。
イライラ防止にならなくても、骨の強度を保
つためにも、カルシウムは気を付けて摂取し
たいものです。しかし、骨とカルシウムの関
係も、ひょっとすると否定される日が来る可
能性も、全く無いとは言い切れないでしょう。
最新の科学情報というのは、目の離せないも
のなのですね。
大きな事件に関わる事になりますが、どこ
かのんびり、時々ドタバタとした雰囲気にな
るのは、主人公の恩師と同級生が登場してい
るせいかもしれません。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ま行
- 感想投稿日 : 2018年1月6日
- 読了日 : 2018年1月6日
- 本棚登録日 : 2018年1月6日
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