読書録「新フォーチュン・クエスト5」4
著者 深沢美潮
イラスト 迎夏生
出版 電撃文庫
p195より引用
“ コカトリスのほうはというと、さっき
キットンが言ってた『鳥ですから、三歩歩く
と忘れるのでは』という言葉通り、何事もな
かったかのように床のゴミをつっついたり上
を見上げたりしている。”
方向音痴のマッパーを主人公とした、RPG
風ファンタジー小説。
塔を探索するための手がかりを求め、王女
のお守りを鳥に城へと行ったトラップ。そこ
に書かれたヒントを元に塔に再挑戦した主人
公たちの前に…。
上記の引用は、ダンジョンで出会ったコカ
トリスについての一文。三歩歩けばの喩えは
よく耳にしますが、鳥類全般には当てはまら
ないそうです。大型鳥類は特に、人に良く馴
れるそうですし。冒険者にとっては、駄目な
部類の鳥類に似ている方が、ありがたいで
しょうね。
借金絡みの話が、この間で一段落します。
主人公・パステルについての結末は、好みが
分かれるところではないでしょうか。この巻
で違った結末になって、シリーズ完結でも悪
くは無かったかと思います。しかしまあ、人
気作品は固定ファンも多いでしょうから、そ
んなにスパッと終わってしまうのは、もった
いないですかね。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
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- 感想投稿日 : 2017年6月26日
- 読了日 : 2017年6月26日
- 本棚登録日 : 2017年6月26日
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