MONSTER: ピクニック (10) (ビッグコミックス)

  • 小学館 (1998年10月30日発売)
3.66
  • (101)
  • (66)
  • (224)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 1227
感想 : 26
4

読書録「MONSTER10」4

著者 浦沢直樹
出版 小学館

p76より引用
“社会が要求する人間を、創り上げることが
教育ではないかね?
どういう教育をほどこせば、要求通りの人間
を創り出せるか……
教育とは実験なのだよ。”

目次から抜粋引用
“ピクニック
 511の亡霊
 新たなる実験
 極秘調査
 大切な物”

 天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
 旧東ドイツの孤児院における問題を、立証
する資料を探して取材するジャーナリスト・
グリマー。元々は東側のスパイだった彼が、
自国の暗部を暴こうとするその行く先は…。

 上記の引用は、孤児院の元院長の言葉。
現在の教育に関わる人達が、こんな風に思っ
ていなければいいのですが。結構ころころ変
わる教育制度を見ていると、表に出ない所で
こんな事を考えていてもおかしくないなと
思ってしまいます。
 ヨハンとニナの過去に関する重要な話が描
かれた巻で、物語の中盤でより話に深みを与
える部分ではないでしょうか。

ーーーーー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2018年2月19日
読了日 : 2018年2月19日
本棚登録日 : 2018年2月19日

みんなの感想をみる

ツイートする