MONSTER: 記憶の扉 (15) (ビッグコミックス)

  • 小学館 (2000年10月30日発売)
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感想 : 26
3

読書録「MONSTER15」3

著者 浦沢直樹
出版 小学館

p153より引用
“何も感じない…………
自分の名前すらいらなくなる………………
これが、本当の自由だ………
そんな感じがしたんだ。”

目次から抜粋引用
“パーティー イズ オーバー
 悪魔を見た男
 悪魔の友だち
 知りすぎた男
 哀しみの再会”

 天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
長編サスペンス漫画。
 テンマの元婚約者・エヴァを利用しようと
する者に雇われ、護衛を勤めるマルティン。
食事を摂りに馴染みの店に入った所に、テン
マが現れた…。

 上記の引用は、ヨハンに関わりがあるとみ
られる、絵本の朗読会に参加していた人物の
言葉。
何のこだわりも無くなるというのは、どこか
悟りの境地のようです。何のこだわりやしが
らみも無くなると、他の人の命に対しても、
何も思わなくなってしまって、ヨハンのよう
な人物が出来上がるということでしょうか?
 エヴァとマルティンのエピソードが大半を
占める巻ですが、ニナの過去に関してもすこ
し進展があります。大きく盛り上がる前の準
備段階といった感じの流れとなっています。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2018年2月19日
読了日 : 2018年2月19日
本棚登録日 : 2018年2月19日

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