前二巻にはあまり見られなかった伝奇的要素が強く、舞台も
ランクマーではなく古代フェニキアである異色の中編、
「魔道士の仕掛け」と、まるで落語のような見事な構成の
「ランクマーの夏枯れ時」がこの巻の目玉かな。
発表した時期も違えば、内容も繋がっていない作品の
集まりなのだが、間に挟むブリッジとでもいうべき掌編に
より不自然さを感じることなく読み進めることが出来る。
それが良いか悪いかは個人的な趣向に寄るのだろうけど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー・SF
- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2015年11月14日
- 本棚登録日 : 2015年11月2日
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