中世─平安から鎌倉時代の日本人が神仏とどう向き合い、どのように祈りを行っていたのかを豊富な資料から読み解く。私はこの時代の人間はそれこそ神仏や御霊に縛られて生きていたと思っていたのだが、中にはまったく気にしない傑物や、支配や生活のため社会装置として上手に利用していたらしい有様が伺え、見方を改めることとなった。思っていた以上にしたたかな中世人であった。
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カテゴリ:
人文
- 感想投稿日 : 2023年12月18日
- 読了日 : 2023年12月16日
- 本棚登録日 : 2023年12月18日
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