無罪 INNOCENT 上 (文春文庫 ト 1-13)

  • 文藝春秋 (2015年5月8日発売)
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本棚登録 : 74
感想 : 8
5

とっても面白かった。舞台は『推定無罪』の20年後。もちろん、主人公はラスティ・サビッチ。前作では、不倫の末不倫相手を殺害した容疑で起訴されてしまった検察官だ。
そして、今作では、妻であるバーバラが突然死んでしまったことから、それがラスティによる殺人容疑として再び起訴されることとなってしまう。

今作は、視点がラスティや、ラスティを起訴することに決めた前作でも登場したモルト検事、ラスティの息子であるナットなど様々に描かれており楽しめた。

また、物語もスピーディーで、読み進めるにつれてラスティが今回は本当に殺してしまったのだろうか、や、懲りずにまた不倫をしているラスティだから、その不倫相手がバーバラを殺してしまったのか、等々最後まで推理できたのがとってもよかった。

最後の解説にも書かれているが、ラスティ、オンナにフラフラ近づいては不倫をして、こりねーのかよ!というのが1番最初に抱いた感想だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年2月28日
読了日 : 2019年2月28日
本棚登録日 : 2015年12月21日

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