結構、難しい中学生の仲間意識が主題かな?
「問題は、クラス全体が、先週金曜日の空気をどれくらい引きずっているかだ。そこをきちんと感じ取っていかなければならない。でなければ、あっという間にずれた側になってしまう。すぐに仲間意識の外にはじき出されてしまう。中と外なんて、昼と夜くらい入れ替わるのはあっというまだろうに、人間と化け物くらい、違ってしまう。」196項
住野さんは、「君の膵臓をたべたい」でも、「また、おなじ夢をみていた」でも何か共通して、当事者とその背後の背景となる意識の闇を描いている気がします。
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- 感想投稿日 : 2020年3月15日
- 読了日 : 2020年3月15日
- 本棚登録日 : 2020年3月4日
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