少年たちに次々と襲い掛かる残酷な運命に、途中ほんと目を背けたくなる。何しろ兎丸先生なので容赦ありません。
狡い大人に利用され、搾取され、裏切られ、捨てられる少年たち。畳み掛けるように明かされる暗い真実に心が痛む中、最終回でエティエンヌが起こす奇跡の数々に涙が出てくる。ラストも美しすぎて溜息が出た。
素晴らしい救いの物語でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
古屋兎丸
- 感想投稿日 : 2013年10月2日
- 読了日 : 2013年9月25日
- 本棚登録日 : 2013年8月30日
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