幽暗な中にある灯明のような怪しい美、ミステリアスで耽美な世界観
幻影を見せられているような不可思議な引っ掛かりをずっと保ちながら読み進め、後半にあぁ、あの人の言葉はこの事かと伏線を回収すると、何とも因縁のような情の深さを感じる作品でした。
回りにとっては不可思議で嫌悪を感じる関係は、二人の育ちからなのだろうと思うと哀れであり、だからこそ執拗なのだと理解できました。アタクシは純愛だと思います。
笠井あゆみ 先生のイラストが怪しい美しさを表現され素敵でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年10月25日
- 読了日 : 2021年10月25日
- 本棚登録日 : 2021年10月25日
みんなの感想をみる