誰よりもお互いを理解し愛し想いあっている二人のすれ違う恋心
故国、宗教、人種、育ちなど複雑なお互いの背景と不器用な大人の弱さによる両片思いと、死に逝く愛する者への懺悔の想いに引き込まれます。華藤えれな 先生は揺れ動く心情の描きが素晴らしいんですよねぇ!!
ドイツ、ヨーロッパの歴史的背景のほの暗さ、街並みは見えるようで話の中にどっぷり浸れました。
あとがきに「大人の純愛」とありますが、確かに!なんですが、一臣の想いは純愛、ミハイルは弱気執着愛のような(笑)後日談は笑えましたw
マリオンとオスカーの純愛は泣けました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月3日
- 読了日 : 2021年10月3日
- 本棚登録日 : 2021年10月3日
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