自らの半生を振り返りながら、同時に自身を突き放すように冷徹に流れていく物語。救いのない鉛色の世界に、スパイの現実があるのだろう。近著『サラマンダーは炎の中に』が本書と微妙に重なり合っている気もした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スパイ小説
- 感想投稿日 : 2012年6月30日
- 読了日 : 2012年4月14日
- 本棚登録日 : 2012年6月30日
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