井沢日本史の第15弾。今回は江戸時代中期の“ヒーロー”と“悪役”に注目を当てる。
徳川吉宗、松平定信など、“改革”を行ったとされる人物は、実際には経済政策について無策で、自分の信念を貫くあまり、国を混乱に陥れた本人であったのだ。ここでも儒教の悪い面が、強力に作用している。
―儒教という人間のルールを、経済という別の生き物に押しつけてはいけない
この筆者の言葉は、リーマンショック以前、“強欲”という人間のルールを金融にあてはめた、現代の状況とある種共通するのではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年10月26日
- 読了日 : 2011年10月26日
- 本棚登録日 : 2011年10月26日
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