お家さん(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年9月1日発売)
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本棚登録 : 395
感想 : 35
5

ある日、鈴木商店という、それは大きな『お店』があったという歴史を知りました。

三菱や、三井に匹敵する、いやそれ以上の世界的な大商社だったという。

なぜ、消えたのか。

大番頭金子直吉の経営手法が時代の変化に合わなかったのか。
また彼の主義が、世間に受け入れられなかったのか。

それとも、足を引っ張る輩が居たのか?

歴史に残りそうなものですが、あまり、表に出てこない…。

ということは。

怪しい…。


さぞ、活況と不況の浮き沈みは大きい時代だったでしょう。その分、波に乗った時は、さぞ、面白かったでしょうね。

夢や希望に沸く一方、落ちたときは、ひたすら耐え、頑張る。

これが、人という動物の生き方であり、その度に進化する。それが本性なんでしょうね。

しかし、一方では、必ず、それを良しと思わない勢力。

それに抱き込まれる、無知の者を煽る力。

そういう力がいつの時代も、社会を惑わせ、感覚を麻痺させ、それら自身が期待する以上の力となり、

最後は、逃げる。

今の時代も、変わりません。

自分は、踊らされない人間にならぬ様、気をつけます。

そのためには、もっと勉強しなければならないですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・伝記
感想投稿日 : 2014年8月2日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年7月3日

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