私の場合、比較的中央線の近くで生活してきましたので、中央線自体を何か特別な存在として見たことは一度もありませんでした。
しかしこの本では、中央線…というよりは、中央線の各駅をとりあげて、その特徴を明らかにしようという、いささかマニアックな内容です。沿線文化人類学というサブテーマが、ずばり本の内容を言い当てています。
私も、中央線の全ての駅について詳しいわけではありませんが、知っている駅に関しては、なるほどなるほどと、かなりうなずける部分がありました。
ただ、単行本が2000年の2月、文庫が2003年の6月に出たものなので、少し、現状とは違ってきている部分もあるかも知れません。続編のようなものも期待したいものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生き方・教養
- 感想投稿日 : 2014年3月5日
- 読了日 : 2007年8月18日
- 本棚登録日 : 2014年3月5日
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