新聞など、いろいろな媒体に発表された山田洋次監督のエッセイ集です。単に、日々の出来事を綴ったというだけではなく、山田監督の物の見方や考え方が分かる内容になっています。ちょうど12月1日から「武士の一分」という話題の作品が公開されるようなので、その前に読んでおくのもいいかもしれません。
素敵な表現がたくさん散りばめられていますが、私が特に気に入ったのは「ズームレンズ」の章です。ここでは、映画に携わる様々なスタッフ、脇役たちにスポットを当て、山田監督ならではのあたたかい視点で鮮やかに描き出しています。こういう見方ができる人だから、素晴らしい映画が作れるのだなあと思わず納得です。
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- 感想投稿日 : 2014年4月9日
- 読了日 : 2006年11月27日
- 本棚登録日 : 2014年4月9日
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