OJTということが言われますが、うまくいっているところは少ないように感じます。ある人とある人はうまくいったとしても、それが別の人の組み合わせでもうまくいくとは限りません。結局は「人」なんだという結論では寂しすぎます。
この本で印象的な言葉、p.20「人は理論や理屈で動くことはなく、何かを感じたときに動く。だから感動という言葉はあっても理動という言葉はない」どうしても理論や理屈が先に立ちますが、何かを感じさせる、そんなOJTを目指したいですね。
p.42の「ゴールと道筋を教えれば自ら応用する」も参考になりました。いまどきの若者は言われたことしかやらないと言われますが、応用力をつけるにも教え方があるのです。本当に教えるべきことを段階的に教えていくことが大切なようです。
最後に、p.88「主体が部下に移ったら、むやみに口を挟まない」これも耳の痛い指摘です。人に任せるというのは、本当に難しいものです。まして、それが頼りない部下だったらなおさらです。事前の仕込みが大切にはなると思いますが、肝に銘じたいポイントです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス・仕事術
- 感想投稿日 : 2013年7月21日
- 読了日 : 2013年7月8日
- 本棚登録日 : 2019年5月15日
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