13羽の怒れるフラミンゴ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 10-3)

  • 早川書房 (2003年5月1日発売)
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感想 : 9
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故郷の記念祭にわたしは鍛冶職人として参加することになった。実行委員長は恋人の母親で植民地時代風祭典にするとはりきっておりこき使われるほうは大迷惑。が、祭りの効果でわたしの作品の売上げは好調、鉄製フラミンゴの出来も上々だ。そんな折、わたしのブースになぜか他殺体が。未来の義母にどうにかしろとせっつかれ、嫁姑版仁義なき戦いもやむなし?! 素人探偵メグと奇人変人大集合で贈る、抱腹絶倒のシリーズ第3弾。

『庭に孔雀、裏には死体』『野鳥の会、死体の怪』に続くドナ・アンドリューズの鍛冶職人メグ・シリーズ第3弾です。植民地時代風祭典を舞台に変人揃いのメグの親類たちが大活躍、というか話を引っ掻き回してくれます。イベントを舞台にした変人達の殺人事件と言えば、シャーリン・マクラムの『暗黒太陽の浮気娘』を思い出しますが、まあ、あれよりは理解可能な方々ですけど。常識人で主人公メグのパワフルさが3作目にして本領発揮、舌鋒鋭くやっかいな関係者たちとやりあう姿にスカッとしました。植民地時代の衣装を無理やり着せられてブツブツ言いながら捜査を進めるメグたちの様子を想像しながら読むとクスッと笑えて楽しめますよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年5月3日
読了日 : 2014年5月3日
本棚登録日 : 2013年7月24日

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