シャーロックホームズの冒険
なんだか本格的な推理小説を読んでみたかったのでまずはシャーロックホームズシリーズを読んでみようと思った。物語はパターン化できそうだが、目を引くのはホームズの推理の精密さと観察力。ワトソンやクライアントの様子を一目見ただけでそこに至るまでの状況を言いあててしまう。からくりは実に簡単だが、聞かれるまでは思い浮かばない。そのような観察力は日ごろから物事に対して観察し、答えを出すところまでを訓練しているからであるとか。多くの人は観察こそしているが自分で答えを出すという習慣がない。かつて僕に運転を教えてくださった教習所の教官は危険予測ということではまるでホームズのようだったことを思い出した。彼は毎回の教習で答えを出すところまで脳内で訓練をしているといっていた。日ごろの訓練が天才を生み出す好例だ。バレーの球の軌道の予測もそうだが、万人に共通する上達の秘訣なのだろう。そんなホームズのロジカルシンキングを象徴する言葉がこれだ「不可能なことを除去していけば、残ったものがいかにありえなそうなものでも、真実である」。ホームズシリーズはまだまだ読み進めたい。
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- 感想投稿日 : 2016年5月19日
- 読了日 : 2016年5月16日
- 本棚登録日 : 2016年5月16日
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