テレビなどではあまり語られなかった、東日本大震災の犠牲者の方々のご遺体の話。
遺体安置所で奔走する方々、市職員、住職、遺族、消防団員、葬儀社、医師、歯科医師……。
当時の大混乱ぶりが詳細に描かれおり、また犠牲になった方々、ご遺族の方々の苦しみが伝わってきて、涙しながら読んだ部分も多かった。
映画化されていたことや、本書に出てくる職員が不祥事を起こしたことなどを後で知った。知りたくなかった。
石井光太さんの書く文章は、内容の濃さも、取材力も、筆致も凄まじい。他書も読みます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月10日
- 読了日 : 2024年2月10日
- 本棚登録日 : 2023年3月31日
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