同級生を殺害した罪で逮捕された14歳の翼。以前に夫婦は離婚し、元妻が親権を持つ。父親の吉永は順調に会社員をしていたが、息子の逮捕により生活が一変する。息子は同級生の殺害を一切喋らない。吉永と元妻が自責の念が高まる中、吉永は「翼の計画的犯行を否定」したものの、翼はそれでも明言を拒否。その後、翼は2年間少年院入院生活を終え、吉永への一言、「あの時は殺意があった」。翼は死ぬまで背負わざるを得ない十字架。被害者とどう向き合うべきか?父親として、少年Aではない翼に何ができるのか?贖罪の意味について考えさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
贖罪
- 感想投稿日 : 2020年11月15日
- 読了日 : 2020年11月14日
- 本棚登録日 : 2020年11月15日
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