主人公の信夫は厳格な祖母の影響を受け育つ。一方、母はキリスト教の信者であり、祖母との確執で会えない状態。父親が未だ母親と会って娘を作っていたことを知った祖母の死、その後、両親、妹と暮らす信夫だったが、父親の死によって、死への恐怖感を実感する。信夫は自然に生命、女性、愛、信仰についてストイックに考える。病気で身体が不自由なふじ子への愛を貫く覚悟をする。幼少時には明朗活発で親しみやすい信夫が、信仰にのめり込むに従い、徐々にストイックさを増して、信夫の魅力がなくなっていったと感じたてしまった。うーん、残念。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月16日
- 読了日 : 2020年10月16日
- 本棚登録日 : 2020年10月16日
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