これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

  • 早川書房 (2010年5月22日発売)
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「正義」の判断材料は、福祉の最大化(経済的繁栄・幸福感の増大)、自由の尊重(個人の権利の尊重)、美徳の涵養(善き生の概念の肯定)。暴走列車が5人の作業員に突っ込んでいく。この列車を待機線に向ければ1人の作業員のみの犠牲で済む。どうするべきか?もし自分の隣にいる太った人間を橋から突き落としたら電車は止まる。突き落としていいか?もし作業員5人がテロリストだったらどうするか?死ぬ人数5vs1でいいのか?無関係な1人を殺していのか?「正義」は社会経済的破綻、アフガン戦争、災害時、難しい判断をしてきたんだなぁ。⑤

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学術、知識
感想投稿日 : 2023年3月19日
読了日 : 2023年3月19日
本棚登録日 : 2023年3月19日

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