【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2017年1月12日発売)
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今もがん研究に関わっているので、いつかは読むべきと思っていた。築地のがんセンター・腫瘍内科医の夏目が主人公。転移性のがんが消えるという立て続けに4例経験。いずれも湾岸医療センターからの転院患者、このセンターでは患者の初期のがん細胞を培養し、切除後に再度体内に戻し、そのがん細胞を抗がん剤で叩くというあり得ない真相。内容は保険金詐欺、犯人の娘の死への復讐が入り乱れる。現在もがん研究に関わっていますが、患者さんの苦悩は痛いほどわかる。臨床家・研究者はデータに謙虚(即ち、EBM)であるべきだと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恐怖、ホラー、グロテスク
- 感想投稿日 : 2020年8月11日
- 読了日 : 2019年11月3日
- 本棚登録日 : 2020年8月11日
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