前前作で穴は閉じたものの、色々な歪みが起こっているのでその修復作業。特に”彼岸”の壁が難儀なことになっている。新キャラの美青年アルダーが今ひとつ華々しくもなくモヤモヤっとするのが残念。王女セセラク、竜姉アイリアンなど女性キャラが良い味。なんといってもラストでテハヌーが黄金の竜になるシーンは良いです。が、これでアースシーに竜がいなくなり、心に穴の開いたような気がするんですが、それなりに”完結”的な終わり方でスッキリはします。
テハヌーのこのセリフが印象深いです。
"I don't know which I should fear more." "death or life. I wish I could be done with fear."
生きること、死ぬこと、此岸と彼岸というのはなんなのか。死生観というのが国や宗教によって違うというのが一つのtheme。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書/ラノベ/キャラ文庫類
- 感想投稿日 : 2018年9月3日
- 読了日 : 2018年9月3日
- 本棚登録日 : 2018年8月29日
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